スミツキトノサマダイのこども。体長約1cmくらい。サンゴでかくれんぼしてる。
いきなりですが、
2025年には700万人もの高齢者が認知症になると言われています。
ただの高齢者ではないですよ。
認知症のおじいちゃん、おばあちゃんの数です。
700万人ってどれくらいか、想像できますか??
小学生の2018年の人口は636万人です。
つまり、朝元気に小学校に通っているかわいい子供たちの数よりも、認知症のおじいちゃん、おばあちゃんが多くなるということなんです。
現実にそんな予測が出ています。
これは大げさではなく、大きな社会問題の一つです。
認知症は15年とか20年とかゆっくり時間をかけて進行していきます。
脳の神経細胞が脱落していくことで徐々に認知症(アルツハイマー病)になっていくわけですが、その前段階として、認知症になる20年くらい前から「アミロイドβ(ベータ)」というたんぱく質が細胞の外に溜まってきて、それが原因で神経が壊れていくという仮説が広く信じられてきました。
しかし、ここ最近の調査により、アミロイドβ説の信ぴょう性がどうやらあやしくなってきたようです。
こういった逆風のなかでも、アミロイドβを除去し、病気の進行を遅らせるという目的で薬を開発しようとまだ頑張っている会社もありますが、製薬業界はかなり混沌としている状況です。(2022年10月現在)
しかし、
仮にそういう薬が開発されたとしても、もうできてしまったアミロイドβを除去する、ということでは従来の対症療法とあまり変わらず、結局根本的な解決にはならないような気がします。
また、アミロイドβが徐々に増えていってそれが溜まっていくという現象は、神経細胞が老化(劣化)した結果であって、アルツハイマー病の根本原因ではないように思う、と言っておられる専門家の先生もいらっしゃいます。
つまり、神経細胞の中のもっとおおもとの何かが劣化していったことが原因で、その結果として、認知症になっていくと考えるのが自然のような気がします。
劣化させていく原因は酸化ストレス
京都新聞 岡山大学 2020年発表 酸化ストレス 認知症 サプリ
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/130528
詳しくはこちら
↓
未病から健康へ《その2》
劣化させられるおおもとの場所はミトコンドリア
前回の投稿でご紹介したMarvin Edeas博士の論文です。
Recent developments in mitochondrial medicine (Part 1)
https://www.4open-sciences.org/articles/fopen/full_html/2021/01/fopen210001/fopen210001.html
Subsequent research over the last three decades has revealed that there is hardly any human disease the etiology or pathogenesis of which is not associated with mitochondrial malfunction, a realization leading us [Marvin Edeas and Volkmar Weissig (ME &VW)] to conclude that “the future of medicine will come through mitochondria”.
過去30年間のその後の研究により、その病因または病因がミトコンドリアの機能不全に関連していない人間の病気はほとんどないことが明らかになり、私たち[Marvin Edeas and Volkmar Weissig(ME&VW)]は次のように結論付けました。“医学の未来はミトコンドリアを通してやってくるでしょう”。
(Recent developments in mitochondrial medicine (Part 1)から引用)
以上のことを簡単にまとめると、
認知症の一番おおもとの原因となる酸化ストレスによるミトコンドリアの劣化を予防することが大事。
のような気がしますが、みなさんはどう思いますか?
加えて、またあとひとつショッキングなニュースがつい先日飛び込んできました。
認知症は「食事」では予防できない? スウェーデンでの長期大規模研究の報告
日刊ゲンダイDIGITAL 配信
【医者も知らない医学の新常識】
認知症の増加は社会全体が取り組むべき深刻な健康問題です。今のところ進行を遅らせる薬はあっても、認知症そのものを治すような治療法は開発されていません。そうなると、重要なのは認知症の予防です。
認知症は生活習慣と関わりがあるという考え方があり、運動習慣や食事内容の改善が、その予防に一定の効果があったとする報告もあります。ただ、その多くは対象の人数が限られていたり、経過を観察する期間が短かったりして、信頼のおける結果とは言えないものなのです。
今年の神経医学の専門誌に、スウェーデンにおける大規模な臨床データが発表されています。2.8万人を超える、認知症のない一般住民を対象として、詳細な食事内容の調査を実施。その後の経過を20年以上にわたって観察したという、非常に大規模で長期間の臨床研究です。現在、世界的に推奨されている、食物繊維や魚を多く取り、赤身の肉や加工肉を減らした食事を厳しく守っている人と、そうした注意を食事にまったくはらっていない人とを比較したところ、意外なことに認知症の起こるリスクには、はっきりとした差は見られませんでした。
もちろんこうした健康食には、動脈硬化の病気の予防効果などは確立されているので、その効果が否定されたわけではないのですが、認知症の予防というのは、そう簡単なものではないようです。
(石原藤樹/「北品川藤クリニック」院長)
(Yahoo!JAPANニュースより引用)
このように、
認知症(アルツハイマー病)の原因について、
専門家たちの間で長年信じられていたアミロイドβ説、食事説、などの仮説がことごとくそうではなかった!
と分かってきています。
認知症の根本的な原因をきちんと解明し、その原因をきちんと改善していくこと、
つまり、家の屋根で喩えると、雨漏りがしないように屋根の補修をきちんとやってくれる救世主が世に現れるのが心待ちにされます。
いやもしかすると、世界のどこかにその救世主はひそかに存在しているかもしれません。
通常の食事では決して摂ることのできない〇〇を長年摂り続けてきた人たちは、
同世代の〇〇を摂ってきていない人たちと比べると、
世界が驚くような何らかの研究結果が出てくるかもしれない・・・
と、僕はひそかに考えています。
今回は、かなり専門的な内容のニュースまで結構踏み込んで紹介しましたが、
結論として、
日常生活に障害が出るくらいまで進行してしまうと、もはやその進行を止めることはできないようなので、やはりそうなる前に予防していくことがとても重要であることが、下の図からも分かります。
認知症は15年~20年かけて進行していくものなので、もう今から本気で認知症にならないように「予防」をやっていかないと、そのおじいちゃんおばあちゃん当人だけでなく、まわりにいる人にも相当な負担がかかっていきます。
元気なあなたも他人事ではありません。
ぜひ自分事として考えてみてください。
僕の祖母は認知症になりましたし、母もそのお世話のために数年早く退職してとても大変な思いをしました。
僕のことを本当に可愛がってくれた大好きなばあちゃんが、だんだん僕のことを分からなくなってくる様を見ているのもとても寂しかったです。
これから個人個人が病気にならないように日頃から予防していくことが、自分自身のためでもあり、まわりの人のためでもあり、社会のためでもあると思います。
「予防」に本気で目を向ける時代です。