浅いところには太陽の光がたくさん届く。さんごもいっぱい光を受けて生きている。
アンチエイジングを実現するには、ミトコンドリアを元気な状態にしてあげることが大事でしたが、
その方法のひとつに
がありましたよね。
そのようなミトコンドリアを作り直す働きを「マイトファジー」といって、人間に備わっているとても重要なしくみです。
この「オートファジー」という働きは、日本の大隅良典教授が発見され、2016年にノーベル医学・生理学賞を受賞された。
この「マイトファジー」のしくみが正常に働くことによってミトコンドリアは元気な状態を保つことができ、人間の細胞も若々しさを保つことができます。
そして、そのミトコンドリアには、エネルギーを作り出す以外にもさまざまな重要な働きがあるのですが、
そのひとつに、
人間の細胞の生まれ変わり(新陳代謝)に関わる「アポトーシス」という自然死プログラム
に大きく関わっています。
具体的なイメージをわかりやすくいうと、
人間には60兆個もの細胞があり、新陳代謝により毎日細胞は生まれ変わっているのですが、細胞が生まれ変わっていくということを別の言い方でいうと、毎日死んでいく細胞があるということです。
その数、なんと6000億個!
それも毎日!
つまり、
6000億個の古い傷んだ細胞がちゃんと正常に死んでいくことができてはじめて、細胞は生まれ変わることができるのですが、その細胞がちゃんと正常に死んでいけるようにするプログラムが人間の身体には備わっています。
その自然死プログラムである「アポトーシス」がうまく働くように司令塔となっているのが、実はミトコンドリアなのです。
古くなった傷んだ細胞がちゃんと正常に死ぬことができなかったら、その古い細胞はどんどん傷んでいき、そういう細胞がたくさん溜まっていくと病気や老化のもととなります。
だから、
「アポトーシス」を制御しているミトコンドリアはやっぱりすごく大事!だということがわかります。