初めて阿嘉島に渡った。ビーチから沖に泳いでいくと、ものすごく立派なテーブルサンゴに出会った。
世界にはそれぞれ食品の認証基準があり、その食品が安全だとか、健康に関する何かの効能があるというような証明をする認証機関があります。
日本では、厚生労働省や消費者庁がその担当になっています。
アメリカでは、FDA(アメリカ食品医薬品局)
がその担当になっていて、その基準は日本よりかなり厳しいようです。
日本では健康食品の分類が
- 特定保健用食品
- 栄養機能食品
- 機能性表示食品
- いわゆる「健康食品」
と別れていますが、その基準が僕たち消費者にはちょっとわかりずらいですよね。
↓
(厚生労働省のHPより)
それはさておき、
世界的に見ると認証基準の厳しさではこんな風になってきます。
↓
ちなみに、アメリカや日本で使用が認められている食品添加物の数を比較すると
アメリカ:133
日本:1500以上!
なんです。
びっくりしませんか?
ちょっとイメージ違いませんか?
僕も日本が世界で一番安全基準は高いものだと思っていましたので、少し意外でした。
日本は「清潔さ」においては世界一ともいえる国だと思いますが、
でもよくよく考えたら、「清潔さ」と「食品の安全性」は別物ですよね。
日本のメーカーが作った食品など、日本では普通に売れる商品が、アメリカに持っていくとFDAの認証が取れずに売ることができない。
そんな例が結構あるようです。
そんな感じでアメリカのほうが日本より食品の安全性などに関する基準は厳しいので、日本の食品メーカーがアメリカに輸出したいんだけど、なかなかその認証が取れずに輸出できない。。。
認められている食品添加物の数をみたらなんとなく分かりますよね。
そこで、
そのアメリカの基準より厳しい赤いのは一体どこなんだ?という話ですが、
実は、
EU(ヨーロッパ)のEFSA(欧州食品安全機関)
です。
このEFSAが、世界で一番厳しい認証機関になりますが、聞いたことありましたか?
僕は聞いたことも見たこともありませんでした。
もしかしたら、みなさんも聞いたことがなかったかもしれませんが、
おそらくほとんどの日本人は知らないと思います。
なんでそう言えるかというと、
日本の食品でこのEFSAの認証を取っているものは、一つもないみたいだからです。(もし、どこかのメーカーさんが認証取られているんだったら教えてください。その場合は不勉強ですみません)
日本では一番厳しい特定保健用食品(いわゆるトクホ)の認証をとっている超有名なあの〇クルトさんでも、ヨーロッパで20年以上も商品を販売されているすごい実績があるにも関わらず、いまもEFSAの認証が取れていないようなのです。(2020年5月現在)
そのことは、〇クルトさんのホームページにも決算説明会のページで公表されています。
↓
https://www.yakult.co.jp/company/ir/meeting/settlement/aisatsu_201605.html
つまり、そんな日本の超一流企業さんでも認証が取れないくらいめちゃくちゃEFSAは厳しいんだ!ということは分かると思います。
だから、日本人のほとんどはEFSAの存在さえ知らないと思います。
ちなみに、ヨーロッパ各国の食品添加物の認証数は
ドイツ:64
フランス:32
イギリス:21
となっています。
日本の1500以上と比べると、文字通りケタ違いですね。
ただ、日本では伝統的な味噌や醤油、漬物などの発酵食品を日常的に摂っていることもあるし、欧米諸国に比べて食事(栄養)のバランスがすごくいいので、比較的解毒作用がよく働いて、日本は世界でも有数の長寿国となっているんじゃないかと考えています。
だから、食品添加物をあまりにもたくさんとってしまうのはよくないと思いますが、それを制限することだけが健康につながるすべてだとは思いませんし、「無添加」が絶対いいとも思いません。
日本において「無添加」という表示自体も、実は「微妙」だということも知っておいた方がいいです。
着色料は「無添加」であっても、保存料は添加してあったり。。
それでも「無添加」という表示はしてよいことになっているようなので、
パッと見、僕たち消費者には分かりにくいですよね。
だから、
なんでもかんでも「無添加」がいいとは思いません。
そりゃもちろん変な添加物は入っていないのがもちろんいいのですが、
あまりそこだけにとらわれすぎると、生活が窮屈になりますよね。
この日本に住んでいる以上は、最低限、食事の基本を気にしつつ、
また、ある程度の食品添加物は受け入れることを前提として、
それをひっくり返すくらいの身体にいいモノを補ってあげればいいんじゃない!
というふうに考えたほうが、精神的なストレスも少なく、おおらかに健康に生きられるのではないかと思います。
だからもし、世界一厳しいEFSAで認証が取れている本当にいいモノが身近にあって、それを健康のために日常に取り入れることができたらいいと思いませんか?